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モンスターハンター カシワの書(13)

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龍歴院前正面庭園。龍歴院か大都市ドンドルマから発せれたクエストを求めるハンターが集うギルドの出張所、通称、集会所。
普段はハンターをはじめスカウトマン、教官の姿でごった返しているはずのこの場に、今日は珍しく人気がなかった。
集会所受付嬢も相棒の龍歴院つきアイルー、ミッカルーとともに、朝から書類整理や棚の掃除といった雑務に追われている。
……庭園入り口近く、草原の上。化石と毛織物、座布団でこしらえたちょっとした特等席に一人の老婆が腰掛けていた。
長い耳、曲がった背中、ゆったりとした衣服に穏やかな表情。そして、書類をのぞき込む片手持ち用の拡大鏡。
外見のとおり、長寿の竜人族である彼女は、龍歴院を管轄する院長兼ギルドマネージャーだった。
彼女がいま熱心に目を通しているのは、龍歴院の所員らがここ最近でまとめ上げたモンスターの生態研究の報告書である。

「うん……どうやら古代林には、まだ何かいそうな気配があるようだね」

固有種であるモンスター、ドスマッカォならびにマッカォ、ほか、エリア四に姿を見せたという「夜鳥」の存在。
今のところ、研究、調査ともども、順調な推移を見せているようだった。
古くよりある王立古生物書士隊、古龍観測所との連携もあり、龍歴院研究チームは慌ただしい毎日を送っている。
ベルナ村の支援の甲斐あってか、ほどよい休息と気分転換に満足度は高いようで、所員の就労意欲が下がることはなかった。
その熱意のたまものか、報告書は日々多量に積み重ねられていくばかりであった。
喜ばしいことではあるが、読んでも読んでも底の見えない書類の山に彼女は誰にも気づかれないよう、そっと嘆息する。

「院長」

五枚目を手に取ったとき、集会所の奥から声がかかった。声色と、気配を殺すような静かな足音には覚えがある。
振り向かず、驚きもせず、手にした書類はいったん膝の上に置き、彼女は座ったまま誰にともなく頷いた。

「ああ、あんたかい、赤色の」

声の主は彼女の斜め後ろで立ち止まった。ゆるりと振り向き、彼女はふと拡大鏡を目の前に持ち上げ、金の縁を光らせる。
相手の話を促す、あるいは自分から長話を振る際の、彼女の癖のようなものだった。

「無事に戻ったようでなによりだ。首尾はどうだった、見つけられたかい」
「はい。古代林に『あれ』が現れたという件ですが、下位上位ともに、今回の調査では確認できませんでした」
「おや、『乱入しないモンスターなどいない』とまで言われた遭遇運を誇るあんたでも、会えないこともあるようだ」
「ついた通り名が『ユカペッコ』ですから」
「そう卑下するものじゃないよ、赤色の。今日は茶色の可愛い子とは一緒じゃないのかい」
「チャイロでしたら、別件で外しています。今はベルナ村に滞在させていますが」
「ああ、構わないよ。この二年、ずっとべったりだったからね」
「べったりと言うほどでもなかったはずですが、そういうことにしておきます」

後ろで手を組み、淡々と報告を上げる銀朱の髪の男狩人。一度小さく頷き返し、彼は彼女の言葉を待った。
龍歴院つきハンター、ユカ。早いうちに龍歴院に籍を置き、以後院長の手足として働く手練れである。
まじめ過ぎるのも考えものだが、院長は声には出さず小さく笑い、拡大鏡を膝上に下ろした。

「あんたからの報告書は、追って確認することにしよう。どうだい、赤色の。『気になる狩人』は見つかったかい」
「院長」
「二年前に逃した『老いた恐暴竜』……あれを探し出し、狩ることができる狩人をあてがうのもあんたの仕事さ。お分かりだろう」

柔らかく閉ざされた老婆の目は開かれないままだったが、発せられる言葉は重い。ユカには十分な重圧だった。
二年前のあの日……ハンターズギルド直々の極秘依頼として旧砂漠に赴き、たまたま遭遇した珍客「老いた恐暴竜」。
上位ハンターですら震撼させるという脅威を前に、ギルドが「遭遇次第、即撤退」を推奨する理由が見えたような気がした。
恐ろしくも強大で異常な存在だった。脳裏にその姿を思い起こし、表向きの表情は崩さずとも、ユカは口内で強く歯噛みする。

「『老いた恐暴竜』そのものがイレギュラーな存在だからね。寿命を縮めずにおれただけでも、良しとしよう」

ユカは応えない。
対象に一瞬の隙をつかれ、眼前で逃がすという不覚を働いて以降、男は本来の目的より龍歴院のクエスト受注を優先してきた。
彼の心情を察してか、院長は気にするなと言う代わりに手を振る。無理な話だ、赤髪は気付かれないよう鼻を鳴らした。
今や相棒と化している茶色の野良メラルー、チャイロとの出会いは、件の老いた恐暴竜との遭遇が絡んでいる。

(気付けば二年のつきあいか)

当時はことあるごとに泣いてばかりだったメラルーは、今となっては自分に生意気な口を叩くほどにまで成長した。
懐かれたというよりは慣れられたという方が正しい。彼がさめざめ泣く姿は、今はすっかり息を潜めている。
気になる狩人……古代林で遭遇した、ハンターの二人組。チャイロは今、そのうちの片方のオトモに修行をつけているはずだ。
とはいえ、件の雇用主もオトモも今のところひどく頼りないイメージしか持てていない。

「……下位、古代林においてですが」
「ふむ?」
「気になる、というほどには未熟ではありますが、遭遇運としては破格の狩人に邂逅しました」

ユカは院長に、古代林で出会った若い狩人の話をした。
名前はカシワとクリノス。外見の特徴、装備、狩りの技量など、話していてもごく普通の狩人であると、自分でも思う。

(裏付けする必要もあるが)

歯向かう強気の黒瞳と、のらりくらりと全てを流そうとする銀朱の瞳。思えば、双剣使いの方は自分と同じ色の目をしていた。
一度、どんなハンターであるのか調べてみるか……院長側には決してこぼさず、「騎士」は胸中でのみ独白する。

「その二人の、どこが破格なんだい?」
「下位クエスト、ランク壱。それこそ鬼蛙や跳狗竜くらいしか確認できない活動時刻に、雌火竜が現れました」

院長が息を呑む気配があった。

「下位個体でしたが苦戦していたようなので、こちらで捕獲しました。詳細は報告書に上げています」
「……リオレイアかい。なんと、よりによって」
「捜索対象に、『ある意味』かすっていることになりますね」
「それにしたって、現れるとしても星二からだろう。たまたま現れたにしても」
「近くに雄火竜の姿はありませんでした。恐らく、つがいではない、はぐれの個体でしょう」
「そうかい。初級クエストを請け負っていたハンターたちには、さぞ手ごわい相手だったことだろう」

環境不安定のフィールドにおいて、メインターゲット以外の大型モンスターが乱入してくる確率はまちまちである。
そんな中、ユカは龍歴院のみならずギルド各支部でも広く知られた「高い遭遇運」を持つハンターだった。
低確率であろうと、いかなるクエストであろうとも、乱入されずに終われた試しがない。
酷いときには他のハンターに疫病神呼ばわりされたこともある。今となっては、彼にチャイロ以外の同行者はほとんどいなかった。

「院長。歴代の名うての狩人たちは皆、高いモンスター運の持ち主ばかり……技量といい、磨けば光るものと思われますが」

ユカは頭を振る。今は仕事中だ、「私情」を挟むのはよろしくない。彼は意識しないと無意識に情に引かれる男だった。
龍歴院院長はあごに手を当て、しばし考え込んでいる。
声をかけようとしたユカだったが、彼のタイミングを見計らったように彼女は顔を上げ、拡大鏡を二度ほど光らせた。

「赤色の。そう言うからには、何かしらの見込みがあるということだね?」
「いつもながら。根拠はありませんが、自信はあります」
「ふむ。なら、あんたに任せてみようじゃないか。もちろんドンドルマとの兼ね合いもあるだろう。慎重に頼むよ」
「了解しました」

頭を下げながら、ユカは考える。
黒髪黒瞳の片手剣使い、やり手ではあるがそれをひた隠しにする双剣使い。どちらも、未熟極まりない狩人に違いない。
しかし、「私情」抜きにしても、珍しく自分が気にかけているという事実ユカは驚きを隠せずにいた。

(ふん。チャイロのやつ、うまくやっているといいんだが)

院長と別れた後、集会所の奥に進み、赤色洋装は慣れた足取りで気球船へと乗り込んだ。






……異様な光景ではあった。
うんうん唸りながら腕立て伏せを続けるメラルーと、その背中に腕組みしながら片膝を立てて座る、茶色のメラルー。
ベルナ村のはずれ、オトモ広場に設置されたオトモ道場は確かにオトモアイルーたちのための訓練施設だった。
それでもたいがいの修行は単独で済まされることが多く、他の誰かが指導を行うという機会はあまりない。
なかなか見ることのない光景に、他のアイルーらは興味津々という風に両者の様子をうかがっていた。

「よ、よん、よんひゃく……ろくじゅ……ニャギャーッ!」

ついに下のメラルーが倒れる。あご周りの毛と手足に汗をにじませ、突っ伏したまま荒い息を繰り返した。

「オーイ。誰が休んでいいって言った」

疲労にぐったりし、身動きがほとんど取れていない彼に対し茶色メラルーは容赦がない。
小さな背中に腰を下ろしたまま、片手でメラルーの頭をべんべん叩く。分かりやすく再開をうながした。

「オミャー、これくらいで根を上げるとかてんでなってねーニャ。はよ起きろ」
「ちょ、ちょっと、きゅ、休憩を……」
「『旦那さんの役に立ちたいニャー』とか泣きべそかいてたヤツの言うセリフじゃねーニャ」
「な、泣いてないですニャ!」

押しつぶされたまま手足をばたつかせ、メラルーことアルフォートは、顔を真っ赤にして声を大きくした。

「な、な、泣いてなんかいなかったですニャ! 本当ですニャ! え、えっと……ぷ、ぷらいばしーのしんがいニャァ!!」

茶色メラルーことチャイロは素知らぬ顔。
それを言うなら名誉毀損あたりじゃないか、彼はのど元まで出かかったツッコミをあえて飲み込む。
体重をかけ、アルフォートにより負荷をかける。パニックを起こすかのように、メラルーはより手足をばたばたさせた。
わざとだ、絶対わざとだ……周囲のオトモアイルーたちは皆、息を潜めて顔を見合わせる。チャイロの顔はえらく楽しそうだった。
それでも、アルフォート自身に修行を辞めるつもりはないらしい。
汗をたらし、歯噛みしながら、緩慢な動きで彼は腕立て伏せを再開させた。チャイロはうんうんと満足そうに頷いている。

「よーし。あと百回済ましたら、次はマラソンニャ。その後は瞑想な」
「ニャ、ニャイ……うう、一回、に、二回……」
「――あのぅ……」
「ん?」

不意に、頭上から何者かから声を掛けられる。訓練生の頭から目を離すチャイロ、腕立て伏せを一瞬中断するアルフォート。
顔を上げた二匹の眼に、オトモ広場で働く竜人族、ネコ嬢の姿が映った。

「頑張っているのは分かるんですが……お二人とも、一度休憩にしませんか。朝からもう、ずっとですよね?」

困ったような、それでいて温和な彼女の微笑みに、アルフォートは唐突に両の眼をうるうるさせて肩を震わせる。
チャイロはアルフォートの頭に一瞥を投げ、わざとらしく首を左右に振り大きく嘆息した。

「……仕方ねーニャ。オイ、いったん切り上げるぞ」

アルフォートはがくがくと高速の頷き。彼の背中から降りようとするチャイロに、ネコ嬢がそっと手を差しのべる。
一瞬、彼は逡巡したように見えた。照れ隠しのような、苦いものを噛んだような顔を浮かべ、彼は自力で石畳に降り立つ。
肩をこきこき鳴らす仕草をするチャイロに微笑み、ネコ嬢はアルフォートの小さな手を取った。
こちらのメラルーは抵抗する素振りもなく素直に少女の手を借りて、若干ふらつきながらもしゃんと立ち上がる。
疲労は凄まじいもののように見えた。水を差し出すと、礼もそこそこに彼は一気にグラスを空にする。

「大丈夫ですか、アルフォートちゃん」
「ニャ、あ、……はいですニャ。まだまだ、修行が足りませんのニャ」

問えば、まだ大丈夫だ、と胸を張る。
この小さい体に、どれだけの意欲が抱えられているのだろう。ネコ嬢には彼の決意の深さが見えなかった。

「ちょうど、他のみなさんも休憩にするところなんですよ。一緒におやつにしましょう〜」

大判の布を広げ、アイルーたちともども彼ら二匹にも手招きする。
修行の負い目か、あるいは主人を待ち焦がれているのか、アルフォートもチャイロも腰を下ろさなかった。
せめて、とおやつだけは手渡すネコ嬢だったが、これについては異論もないらしい。二匹は素直に盆を受け取った。

(ハンターさんも、今はクエストで実地訓練をされているそうですけど)

古代林での雌火竜遭遇、後の捕獲劇より数日。彼らの間に、いかなる心情の変化が起きたというのだろう。
救出の礼を伝えに行った折も、彼ら――特に黒髪黒瞳の狩人とそのオトモ――はどこかぎこちない雰囲気だった。
思い返しても、不思議なことばかりだ。ネコ嬢は、オトモ道場の隅の方で休憩する二匹のメラルーにさりげなく視線を送る。
よほど空腹だったのか、アルフォートはおやつを食べ終えていた。チャイロは未だちびちびと大事そうにかじっている。
決して、不仲、というわけではないらしい。
あの日、いつ合流したのか、戻る際に居合わせたこのメラルーとその主と思わしき狩人はどこか近寄りがたい気配を放っていた。
それがなんなのかと問われても、ネコ嬢にはどうにも答えることができない。
ただならぬ気配と、隙のない立ち振る舞い、まるで他人を遠ざけるかのような厳しい冷淡な言動の数々。
どれをとっても、人好きのするものとはとても言いがたい態度ではあった。

(黒髪のハンターさんや、天色髪のハンターさんとはまったく違う……なんでしょう、お強い方であるのは確かなんですけど)

一人考え込み始めるネコ嬢。彼女を横眼で見ながら、チャイロはごくわずかに鼻を鳴らした。

(だからこんなところに来るもんじゃないんだ。ユカのやつ、後で覚えとけニャ)

彼女は察しがいい部類だ、彼はネコ嬢をそう評価している。
初対面のときも、リオレイアの乱入、こちらの捕獲奪取行為について、彼女は深くを訊ねてこなかった。
ハンターと自身の仕事の違い、立場の違い、価値観の相違点を、竜人族としてまだ若いながらもきちんと把握しているのだろう。
それでいて、自身の愛する自慢のアイルーを、オトモとして雇用できないかハンターに直談判しているという。

(オレやユカとは真逆のタイプだニャ。そりゃ苦手って思うワケだ)

おまけにユカと違って愛想もあるし――ふてくされ半分に茶を飲み干し、ごろりと横になる。
オトモ広場上空、ベルナ村近辺は今日も晴天だった。心地いい風が眠気を誘い、知らず知らずにあくびが出る。
眼を閉じ、それこそ昼寝に突入しかけたチャイロだったがその顔にふっと影が差した。
半眼で見上げると、こちらをのぞき込んでくるアルフォートと眼が合う。

「なんニャ。なんか用か」
「ニャ。修行再開は、いつぐらいからにしましょうかニャ?」
「めんどくせえニャ。好きなときにやっとけニャ」

投げやりに応え、手をひらひら振って「あっち行け」するチャイロに、アルフォートは困ったような表情を浮かべた。

(好きなときに、って言われても)

手持ちぶさたに道場内に視線を泳がせたアルフォートは、ふと、チャイロの足元に何かの塊が落ちているのを見つけた。
見れば、彼が腰に提げているポーチに穴が開いている。かなり大きな穴だ、縫合では直らないかもしれない。
思わず手を伸ばす。「それ」は、見た目よりはるかに重く、ごつごつして、どこかひんやりとしていた。
うっすらと黄色みを帯び、しかし年季の入ったくすみ、凶暴さの具現とも言える造形に、メラルーは背筋を震え上がらせる。

「あの、チャイロさん」
「んあー?」
「落とし物ですニャ」
「なに、どれ。見せてみ……ッ!!」

直後、アルフォートは突き飛ばされる勢いで両手で抱えたものを強奪されていた。

「!? だ、大丈夫ですか、アルフォートちゃん」
「だっ、大丈夫ですニャ、ネコ嬢さん」

派手な尻餅に驚いたのは、周りだけでなくアルフォート自身も同じだった。
引ったくった犯人、チャイロは、鼻息荒く眼を血走らせたまま、アルフォートをじっと見下ろしている。
「それ」がなんなのか、オトモメラルーに知る術はなかった。
しかし、それがチャイロにとってどれほど大切なものであるのかくらいは彼の表情だけでも察することができる。
アルフォートは息を呑んだ。そして同時に、あれは触れてはいけないものなのだと思い知る。ネコ嬢に礼を告げ、自ら立った。

「あ、あの、チャイロさん」
「……」
「ごめんなさいですニャ。ボク、それが何か、分からなくって」
「いや……オミャーが謝ることじゃねーニャ」

沈黙は一瞬だった。今も心配そうにこちらに視線を送るネコ嬢に、チャイロが軽く手を振って見せる。
どこかほっとしたような笑顔を見せてから、同じく不安そうな面立ちのアイルーたちの元へと彼女は静かに戻って行った。
チャイロは気まずそうにアルフォートを盗み見る。とはいえ、アルフォートには気を悪くした様子は見られない。
「もしかして壊してしまっただろうか」。むしろ、彼の青眼はおしゃべりだった。

「オレこそ、いきなり突き飛ばして悪かった。ケガしてねーか」
「大丈夫ですニャ……あの、それ、一体なんですかニャ」
「これか」

チャイロは、両手に収めるその突起物を指先でそっとなでた。
彼のこれまでの言動とは裏腹に、それに触れている間だけは、彼の表情はとても穏やかなものへと変貌している。
悲しそうな顔だ――口には出さず、しかしアルフォートは思考を表情ににじませた。釣られたのか、チャイロはそっと苦笑する。

「これはな……オレの、命より大事なもんだ」

ぽつりと呟いた彼の眼は、やはりどこか寂しげだった。

「ほら、こっち座れニャ。少し昔話をしてやるニャ。ちっとばかし、長くなるけどニャ」





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 UP:20/08/11 加筆修正:23/03/06