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異世界転生したらイケメンになっていた件・未遂編(楽園のおはなし0章SS)


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(其は『深淵』なる魔法)


目を開けたとき、最初に見えたのは全く知らない、とても格好いい男性の寝顔でした。

「!? えっ、」
「うぎゅっ」
「ふぇあっ!?」

驚いて飛び退いた瞬間、左手とお尻に違和感があって、ますます飛び上がってしまいました。
振り向くと、オレンジ色の髪に、同じ色の上下が繋がった作業着を着た、これまた見知らぬ男性がででんと大胆な寝相で眠っていました。
比べてみるとお二人にはそこそこ身長差があり、お顔立ちも似ていないし、どういったご関係なんだろうと首を傾げるばかりです。

「えっと……あれ? そういえば、ここはどこなんでしょう……」

ふと我に返って、わたしは自分がどうしてこんな所で寝ていたのか、冷静に考えてみる事にしました。
とりあえず寝たままだと体に悪いですし、一度起きてみようと、わたしはまるで寝心地の違うベッドから降りました。
ぱっと顔を上げると、なんとぐんと視界が高い事に気がつきます。予想通り、まるで知らないお部屋の中にわたしはいました。
……ところ狭しと並べられた本棚に書籍、壁に張り出された世界地図、棚や机に飾られた観葉植物にハーブの鉢植え。
なんだか、とても不思議な空間に連れ出されたような気がして、しばらく呆然としていました。

「あっ、朝焼け」

そのとき、天井近くに備え付けられた窓から暖かな光が降り注ぎました。
暗かった空が次第に明るくなり、夜明けが近いのだと知りました。
わたしは目元を綻ばせ、何気なく視線を正面に戻しました。
その瞬間、わたしは目の前に置かれた鏡台に、まるで見知らぬ男性が立っているのに気がついたのです。

「え?」

見下ろしてみると、明らかにわたしの手は大きくなっていました。まるで男性になってしまったような……男……って、これってまさか!?

「えっ、ええええーっ!?」

鏡の前に立つ男性。それは、中身は下級天使であるわたし、外見は成人男性という、不可思議な状態に陥った「わたし」だったのです――






……わたしの名前は、ニゲラ。本当は名前を持つ事などとても許されない下の位の立場の、しがない雑用天使です。
わたしは、生まれたときからずっと両親にまるで似ていない、不思議な髪と瞳の色を有していました。
空色の髪、赤紫の瞳。冬の空、尖晶石と例えられる組み合わせは、神々の秘宝を管轄する偉大な天使、ラグエル様のそれと同じものでした。
両親は揃って細かい事は気にしない性格でしたので、わたしは下に生まれた双子の兄弟姉妹と変わらない、平等な扱いを受けて育ちました。
それでも、こんなちょっとの農作業が出来るくらいにしか取り柄のないわたしにも、使える用途はあると豪語するひともいたのです。
彼らは、わたしが町に買い物に出たとき、頼まれた農作物を納品しに商店街に出たとき、しつこいほどわたしの前に現れました。
わたしは下級の出でありながら選ばれし特別な天使で、こんな偏狭な田舎にいるのはもったいない事だと、そう言うのです。
わたしは自分より高位の天使の方々や、身分が違いすぎる神様達の目の前に立つ事なんて、恐ろしくてとても出来そうにありませんでした。
それでも、彼らは町でわたしを見かける度、何事も挑戦だからと、何度も何度も話しかけてくるようになったのです。
わたしは始め、軽く受け流していました。でも、あまりにも探されてばかりで嫌になり、そのうち買い物は妹達に頼むようになりました。
……自慢にもならない話ですが、わたし達家族の暮らす土地は、田舎の、それも住むのに不便な深い森を抜けた先にありました。
町に行きさえしなければ、そうして迫ってくるひとや、ひそひそと陰口を叩くひとと顔を合わせる事もなく、平和に過ごす事が出来ました。
選ばれし、特別な天使。
こうして密かに暮らしていく事を運命づけられた身だというのなら、農作業は好きだし、それも悪くないかなと、そう思っていたのです――

「……ル、ニゼル!」
「っふあ、は、はいっ?」

――肩を掴まれて我に返ると、振り向いた先、先ほど一緒に寝具で寝ていた筈の、背が低めの男性と目が合いました。
向かって右、ご本人からすれば左の瞳は夜空の色、逆の瞳は黒の色。わたしはその配色に見覚えがありました。

「え、あの……ウリエル、様?」

話は戻りますが、実家でのほほんと農業に勤しんでいたわたしは、ある日、とある神様から指名を受け、宮仕えをする事になりました。
そのお屋敷には神様の補佐官であり、偉大なる神々の秘宝の守護者――わたしと同じ髪と瞳の色の――天使、ラグエル様がいました。
ラグエル様はとてもお美しい方で、わたしとは月とすっぽん、太陽とじゃがいも、ええと……とにかく、そんな感じでした。
気さくに声を下さり、始めこそ隠れるように任された庭園の手入れをしていたわたしも、次第に堂々と仕事が出来るようになりました。
仕事に慣れ、充実した日々。そんなある日、屋敷の主である神様が、ラグエル様以外の高位天使様を屋敷の警備にとお連れになりました。
そのうちの一人は、わたしの元を訪ね、熱心に植物の勉強をされ始めました。体が弱く、見るもの全てが新しいのだと笑っておいででした。
夜色の髪と、二色の瞳の天使様……おこがましい話ですが、わたしは、その方と二人一緒に過ごす時間がとても楽しみであったのです。

「ウリエル? 誰だい、それは」
「えっ、あの、違うのでしょうか、それは失礼しました」

現実に引き戻され、はっとしました。目の前の男性はとても不快だとばかりに眉間に皺を刻み、わたしを睨んできました。
ですが、わたしはそれでも、この方のお顔を間近でしげしげと見下ろすよりありませんでした。
何故なら彼は、身長やお顔立ちは別として、わたしが長く慕っている天使様、審判官ウリエル様と同じ特徴的な容姿をしていたのです。

「……ウリエルとは……天使の名前だったような」
「はい! ウリエル様です!」
「ニゼル、君は何をそんなににこにこしていられるんだい。朝から天使だウリエル様だと様子がおかしいが、熱でもあるのかい」
「えっ? いえ、そんな事は」

そこでわたしははっとしました。今のわたしは、恐らく目の前の男性のお知り合い「ニゼル」の姿をしているのです。
口調や立ち振る舞いは普段と全く違っているでしょう。それは、訝しまれて当たり前です。

「あ、え、あの、ぼ、ぼくニゼル……だよ?」
「『ぼく』?」
「あ、え、あの、おっ、オレニゼル……です」
「『です』?」
「うっ、うう。あの……そのぅ」

わたしは大慌てでニゼルのふりをしようとしてみましたが、逆に怪しまれてしまうばかりでした。
どうしましょう! わたし、ニゼルさんというヒトの事を何も知りません! 大ピンチです、ウリエル様!!
……と、祈り虚しく、男性はじっとこちらを見てばかり。ううっ、ウリエル様と同じ目なのに、視線がすごーく冷たいです……。

「あれ? 兄ィ、ニジーさん。どうしたの?」
「暁橙」
「あき……あきとさん」
「? 朝ご飯食べないの? せっかくニジーさん、今日は仕事ゆっくりだって言ってたのに」

なるほど、ニゼルさんはお仕事をしっかり段取り立ててなさる方のようです、これは勉強になります……って、違いました!

「そ、そうです! 朝ご飯、大事ですよ、朝ご飯。あ、あにーさん」
「ん? あにーさん? 誰それ?」
「……暁橙、今朝は先ほどから、ニゼルの様子がおかしいのだよ。熱でもあるのではないかと思ってね」
「ちょ、ちょっとした記憶障害です! どこかに頭をぶつけちゃったみたいでっ」
「記憶障害? ニジーさんが? 兄ィ大好きな、あのニジーさんが兄ィを忘れたって?」
「え、あ、その、あにーさん。オレアナタノコトダイスキダデスヨ!」

……なんだか残念なものを見る目で見られているような。気のせいでしょうか。

「まあ、いいさ。暁橙の言う通り、食事にしよう」
「わーい、やった! 兄ィ、早くしようよ、オイラ腹ぺこぺこだよ!」
「暁橙、急かすものじゃないよ、行儀の悪いものだね。ほら、ニゼル。君も来たまえ」
「えっ? わたしも宜しいんですか」
「……君のその口調、何やら女性的で違和感しか持てないが。とにかく、頭を打ったと言うなら傷も一応見ておきたいからね」
「はいっ。有難うございます」
「いや、君ね。今のは嫌みのつもりだったんだが」

ぶっきらぼうに言い捨てる様子は、どちらかというとウリエル様の相棒的な天使、サラカエル様の所作に似ているように見えました。
ともあれ、立ち話もなんだからと、わたし達は喫茶おふぃきりなすにお邪魔する事になったのです。
……用意された食事は、とても美味しいものでした。
特にあにーさんのハーブティーは、最近わたしのそれを真似てお茶を淹れるのがすっかり趣味になられたウリエル様そっくりの腕前です。

「このお茶、とっても、すっごく美味しいですね」
「うーん。ニジーさん、本当にどっかに頭ぶつけたみたいだねー」
「暁橙。いや、お褒め頂き光栄だよ。口に合ったならそれは良かったというものさ」

というか、色、香り、味わい、温度、香草の配合。どれをとってもウリエル様のお茶そのもので、とても驚きました。
本当に、この方はウリエル様ではないのでしょうか。わたしはまたしても懲りずに、男性のお顔をしげしげと見つめてしまいました。

「それで、だ。君は一体、何者なんだい」
「え? で、ですから、ニゼルですよ?」
「申し訳ないが、ニゼルはそんな口の利き方をしないものでね。何者かが、ニゼルの姿を真似ているとしか思えないのだよ」
「入れ替わり、って事でしょうか。すみません、わたしにもよく分からなくて。でも、ニゼルさん自身は多分元気いっぱいだと思います」

ウリエル様と同じ目による、疑惑の眼差し。わたしはそれに耐えられませんでした。わたしは開き直って、正直に告白する事にしました。
といっても、わたしはウリエル様の名前を出したとき、あにーさんからとてつもない敵意をぶつけられた事を覚えていました。
ですので、自分の正体がニゲラと名乗らせて頂いている下級天使である事は、しっかりと伏せておく事にしたのです。

「……その様子だと、君が故意にニゼルを連れ去ったわけではなさそうだね。分かったよ。記憶が戻るまで、しばらくはここに留まるといい」

後にとばあいやだと名乗られた男性は、そう言って力強く頷いてくれました。それだけでわたしは不思議と勇気づけられました。
それだけでなく、彼はニゼルさんの仕事場に話をつけても下さいました。お人好しなところは、本当にウリエル様そのひとのようです。
わたしは、近くの牧場で搾られているという羊乳をあいやさんからご馳走になりながら、彼にお礼を言いました。
彼が照れくさそうに視線を逸らす様は、今度はウリエル様ではなく、サラカエル様側の反応によく似ていらっしゃるように思います。

(ウリエル様……今、どうしていらっしゃるんでしょう)

あいやさんとあきとさんにとっては、ニゼルさんの今後が気に掛かるところだとは思います。
ですが、わたしはあの方……身分も違いすぎる天使様のお姿を頻繁に思い出し、早く帰らなくてはと、焦るばかりなのでした。






「……ラ、ニゲラ。起きたまえ」
「うぅ、ふぁい? あう、あいや、さん?」

鳥のさえずり、暖かな日差し。ふと目を覚ましたわたしは、頭上に見慣れた天井がある事に気がつきました。
ニゼルさん、即ち、ニゼル=アルジルとして暮らす事、数日。
グリフォンと違った生態の、もふもふした毛がとっても心地よいアルジル羊にも慣れてきたこの頃、この事態には覚醒せざるを得ません。
はっとして跳ね起きると、隣から突き刺すような視線を感じ、わたしは自室のベッドの横にそろりと目線を動かしたのです。

「……あいや……あいやとは、誰の事だい。男の名前なのか、もしかして」

夜色の髪に、二色の瞳の天使。よくよく見知ったお顔立ちの、それは美しく凛々しい天使様が、わたしをじっと見つめていました。

「……ウリエル様?」
「おはよう、ニゲラ。今朝は寝坊かと思って起こしにきてみたのだが。で、誰なのだい、あいやとは」
「ウリエル様……あの、ホンモノですか。本物の、ウリエル様?」
「ニゲラ……君はさっきから、何を言っているんだい。もちろんウリエルだとも、決まっているじゃないか。それで、君、あいやとは」

心臓が、どくりと強く打ったのが分かりました。わたしはいても立ってもいられなくなって、たまらずウリエル様に手を伸ばしました。
抱きつくなんて、そんなとんでもない事は出来ません。でもわたしはとにかく必死で、彼の服の袖をしっかり掴み、胸元に引き寄せました。

「ウリエル様、ウリエル様。あの、わたし、あなた様にまたお会い出来て、よかったです」
「にっ、ニゲラ? その、これは、あの……」
「もうお会い出来ないんじゃないかって……わたし、とても怖くて。わたし……」

ニゼル=アルジルとして過ごす毎日は、それはとても有意義で、充実した日々でした。
でもそんな中でも、わたしはずっと視界のどこかにウリエル様の姿が映る事を期待し、彼の影を探していました。
ウリエル様がいないなんて、考えられない。わたしはもう、彼が今目の前にある事に、とてつもない喜びと安堵を覚えていたのです――

「――で? 寝過ごした下級天使風情が、なんだって?」

第三者の声は、笑いと嘲り、両方を含むものでした。わたしははっとして袖から手を離し、同時にウリエル様も後退っていました。
声のした方に目を向けると、部屋の入り口、半開きの扉に片手を掛けて、こちらに片眉を上げている天使様の姿がありました。
ウリエル様の相棒的な天使、サラカエル様です。サラカエル様は口端を少しだけ上げて、完全に嫌みを飛ばす体勢に入っておいででした。

「うわ、お、おそよう御座います? サラカエル様」
「やあ、君は相変わらず間抜け面、かつ間抜けだね」
「うっ。すみません」
「さ、サラカエル! こっ、これは、その、僕は……あの、別に、ニゲラを苛めていたわけでは」
「いや、僕は構わないよ、ウリエル。どうぞ、のんびり間抜けぶりを堪能しているといいよ」
「なっ、サラカエル! どういう意味だい、待ちたまえ!」
「え、あの、ウリエル様? どうか、なさったのですか?」

……振り向いて下さったウリエル様は、なんと、赤色緑柱石みたいに、お顔が真っ赤に染まっていました。
わたしが何度か瞬きすると、彼は何語か分からない言葉を列挙しながら、慌てたようにサラカエル様を追って出ていきました。
ぽかんと、わたしは口を開けたまま呆けてしまっていました。せっかくお会い出来たのに、ろくに感謝の意志も伝えられなかったのです。
なんという事でしょう、これは不覚です。ですが、寝坊した事になっているのはマズいです。植物の手入れもしなくてはいけません。
一度起きて、段取りを整えなければ……そうして手櫛で髪を整えている最中、くすくすと小さな笑みが耳に入り、わたしは顔を上げました。

「珍しく、朝寝坊ね。大丈夫?」
「ら、ラグエル様! すみませんっ、寝過ごしました!」

空色の髪に、赤紫の瞳。わたしと違ってとにかく文句なしに美しい高位天使、ラグエル様が、部屋の前に立っていらっしゃいました。
慌てて身支度をしていると、そんなに焦らないで、と優しい苦笑が漏らされて……ああ、本当に綺麗です。素敵すぎます。

「ニゲラ? 手が止まってしまっているわよ」
「ふえ? あっ、すすすっ、すみませんっ!」
「ふふ、いいのよ。気にしないで……女の子は、綺麗にしていなくっちゃね」
「あ、その、そういうのは、わたしみたいな下級天使には不要ですから……」
「あら、誰かにそう言われたの?」
「いえ、そんな事は。でも、ありがとう御座います」

わたしの準備が過ぎるのを待って、ラグエル様はわたしを連れて、部屋を出ました。隣に立つと、よく分かります。び、美人すぎるなあと。

「はあ……ノクト様って、幸せ者ですね。ラグエル様みたいな方と、婚約なんて」
「え、何、急にどうしたの。そりゃ、そのセリフはこっちのセリフよ。ルファエルって、格好いいもの」
「? えっと、そう、ですね?」

「おっと口が滑った」、ラグエル様は、そんなお顔を浮かべてから、にこりとわたしに微笑んで下さいました。
なんでもないのよ、にこにこと笑いかけられ、わたしも釣られて笑い返します。やがて、わたし達はいつもの場所に到着しました。
地母神ヘラ様の別邸、その中央。わたしが仕事場として携わる、屋敷の中庭。
溢れんばかりの花々と香草類……今や、そこはウリエル様と、ラグエル様の恋人であるノクト様の趣味の場へと変貌していました。
わたしの仕事場の筈なのに。というか、一番はじめに庭の手入れを任されたわたしの立場って、一体……。

「ハーブに果樹、ね。増えたわね?」
「うっ、すみません」
「ふふ、どうせウリエルとノクトの仕業でしょ? あまり、気にしないであげてね」
「は、はい。負けませんよっ、ガンバリマス」

いざ、仕事を盗られないが為の戦場へ!
鼻息荒く階段を降りたわたしは、しかし今日もまた問題の天使様達が中庭にいるのを見て、がくりと肩を落としました。無条件降伏です。

「なんだ、寝坊助の登場だな。よぉ、悪ぃな、コーヒーでも淹れてくれ」
「ノクト。君、ニゲラに頼むのではなく自分で用意したまえよ! ニゲラ、構わなくてもいいのだからね」
「やあ、こんなだからキッチンスペースに籠もったらどうかな。巻き込まれずに済むと思うよ」
「えっと……うん、おはよう御座います。ウリエル様、ノクト様、サラカエル様」

わたし達は、いつものように笑い合いました。それでも、この瞬間がとても喜ばしいものである事には変わりありません。
大好きなひと、大切なひと達、愛しい場所。
幸せな気持ちになったわたしは、ウリエル様の香草茶、ノクト様のコーヒーを淹れるべく、庭園の隅に設置されたキッチンへ向かいました。
……そうしてわたし達は、階段の上から庭園を見守るラグエル様のお顔の変化に、ついに気がつく事が出来ませんでした。

「『     』。どうだったのかな、良いデータは、採れたのかな」

弧を描く唇、細められた双眸、遠くへ向けるその眼差し。高位天使ラグエル様は、そのとき、冥く深い場所に足を踏み入れていたのです。




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 UP:19/01/27