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兄ちゃんはヤンデレの予感(楽園のおはなし1章SS)


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(またの名を死亡フラグ)


「今日はねー、ぼくが料理作るよ!」
「大変だ不安しか感じないね」
「兄ィ……」
「琥珀くん、がんばって!」
「オッケー任しといて。まず春の野菜を煮込みまーす」
「おや、案外まともそうだね」
「……あの、野菜というよりこれは……」
「菜の花、タンポポ、ソメイヨシノ、水仙、チューリップ……花だよねこれ?」
「どうやら僕は前言撤回した方が良さそうだね。アンブロシア、ただちに出前の用意を」
「えっ!?」
「煮込み終わった! 色ばっちり!!」
「兄ィなんかあそこのお子さま凄い笑顔なんだけどオイラ達どうしたら」
「食べなければ済む話さ。で、琥珀。それは誰が食べるべきなんだい」
「藍夜!」
「……」
「……」
「……どうして僕なんだ」
(言った!)
(い、言ったわこの空気で!?)
「え、いちおーぼくの飼い主だし。いっつも働き詰めだから英気養わなきゃ」
(いい話の筈なのに)
(実が伴ってないよ琥珀くん……)
「……僕は平気さ」
「え、でも〜」
「暁橙の方が苦労しているからね、労ってあげて欲しいな」
「売った!?」
「売られたー!?」
「そっか。オッケー、じゃ暁橙ハーイあーん」
「男なら嬉しいシチュエーションの筈なのにオイラ死亡フラグ!?」
「水仙にチューリップでは……流石の暁橙も今回は駄目かもしれないね」
「Σ だめ! 琥珀くんそれ食べさせちゃだめ!! ハウス! ハウスー!!」

〜その日の夜〜

「ああ、だから今夜はカレーなのに暁橙もアンも出て来ないんだ?」
「まあそうだね」
「……一応確認なんだけど、弟大事なんだよね藍夜?」




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 UP:13/04/13-ReUP:19/07/14