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■ウリエル(鳥羽藍夜) / ◆ラグエル(ニゼル)


いわゆる幼馴染の関係。どちらも天使覚醒前は人間として生を受けていた。
信仰の厚い北側の王国・パーピュアサンダルウッドでそれぞれロード使いの骨董商、
希少な羊アルジルの牧畜家として育つ。家族ぐるみのつきあいで、互いに良き理解者。

しかし、藍夜は天使ウリエル、ニゼルは下級天使ニゲラとして生まれるはずだったため
様々な思惑から彼らは天使・悪魔両方から手を出され、人生を翻弄されることになった。
後に藍夜は告知天使ガブリエルによって藍夜の記憶を持ちながらウリエルに覚醒。
ニゼルはニゼルの記憶を有したまま、ニゲラの魂、天使ラグエルの資質を受け継いだ。

どちらも無類の風呂好き。基本、二人で縁側でダラダラしている。
互いの対天使に熱烈な庇護を受けていて、振り回されることもしばしば。
藍夜は医師ケイロン、ラファエルと親交あり。
また、ニゼルは堕天使の王・サミルとその妻リリスに守護されている。

ニゼルの中にある魂・ニゲラは、かつてウリエルが藍夜に転生する以前(天上界時代)
彼と恋仲にあった。なお、下級天使には輪廻転生の法則は原則として適応されない。
魔王、カマエルらに因縁をつけられる理由はここにあるのか。真相は不明。



■サラカエル / ◆ヘラ


天上界時代、主従関係にあった天使と地母神。なお、ヘラは主神ゼウスの妻にあたる。
ラグナロクの発生後、行方不明となっていたヘラをサラカエル、ニゼルらが救出した。
サラカエル、ウリエルがくびきの影響で幼かった頃からのつきあい。

ニゼル達の助力で復活したヘラだったが、度重なるゼウスの色遊びや神々の横暴ぶり、
他種族を蔑ろにする天使の傲慢さ、かつての部下を痛めつけられたことに彼女は激怒。
勢いさながらに主神と離縁してしまう(しかし離縁に至るには別の理由もあったようだ)。
旧友ケイロンや息子ヘパイストスに依頼し、彼女は人間界に豪邸を建ててしまった。

殺戮の銘持ちであり、気性がひねくれているサラカエル、それを手のひらで転がすヘラ。
天上界の頃から変わらない関係のふたりだが、サラカエルはヘラに好意を抱いていた。
婚姻を代表に契約全般を司り、元夫の言動に立場上目を光らせていたヘラである。
はたして彼女は、彼の思慕に気付いているのだろうか。

サラカエルとヘラには、互いに知り合う以前につきあいのあった存在があった。
彼らは全員が無類の紅茶好きだったが、サラカエルが当時仕えていた主は甘え上手、
ヘラの部下は茶の用意が下手だった。ふたりの出会いは、必然だったのかもしれない。




◆アンブロシア(アクラシエル)


ニゼル(ラグエル)の対天使にあたる天使の娘。銘は悲劇で、真名はアクラシエル。
桜色の髪には金色の光沢があり、一行の中においては貴重な癒し担当。
家事全般、治癒の術、結界精製と応用術を得意とする。

ラグナロクの後に当時のくびきが外れ、器としては姉となるラグエルを探していた。
その放浪中、藍夜の骨董店オフィキリナスに転がり込み、従業員として彼の世話になる。
後にラグエルの要素を継ぐことになるニゼルとは、当時から仲が良かった。
また、ニゲラとも懇意にしていた時期があり、彼女の料理はその再現にもなっている。

ニゼルを今代のラグエルとして慕う反面、先代ラグエル・アンジェリカを案じている。
義兄となる予定だったノクトが滅したと言い張る中でも、彼女だけはアンジェリカの無事を
願い続けている現状。それが後に如何なる影響を及ぼすのか。今は誰も知らない。



■シリウス / ◆琥珀(アンバー)


一角獣の希少種・星の民と、黄金と白銀の鷲獅子の混血であるグリフォンのつがい。
どちらも希少種であり、高い知能と魔力を有することから容易に人型変化を維持する。
ニゼルが旅の道中にシリウスを拾ったが、当時二頭の仲は非常に険悪だった。

旅を続けるうちに次第に惹かれあい始めた二頭だが、天使カマエルの策略に貶められ
強制的に双子の仔をもうけてしまう。それでも二頭は互いの意思を尊重し、番となった。
亡き琥珀の両親の名付けを参考に、生まれた仔には真珠、珊瑚の名があてられる。
ニゼルを教育係として頼りながら、家族としての絆は順調に深まっていった。

シリウスは穢れに弱く、それ故に得意とする結界精製・反天使魔法術を好んで用いる。
一方琥珀は嗅覚に優れ、身体能力も高く、体術・護身術を中心に護衛役を務める。
シリウスはニゼルと騎獣契約を、琥珀は(名目上)藍夜と騎獣契約を結んでいる。



◆真珠 / ■珊瑚


一角獣シリウス、グリフォン琥珀との間に生まれた奇跡の神獣・ヒッポグリフの双子。
姉の真珠は父シリウスの要素を強く受け継ぎ、弟の珊瑚は母琥珀の影響が出た。
気難しく言動が辛辣な真珠を、珊瑚が道化めいた言動で茶化す様子がよく見られる。

生まれたときからニゼルによく懐いていたため、彼がフロルとして転生したとき真っ先に
救出の手伝いを申し出た。親しいもの、縄張り内のものに対応が甘くなることが発覚し、
ことに真珠のニゼルに対する友愛は重いもので、ニゼルを特有の悪癖で貶している(?)
サラカエルに猛烈な怒りを見せることもある。珊瑚はそれが気に入らないらしい。

血の穢れという点で、真珠は人間界の空気に適応出来ず頻繁に体調を崩している。
珊瑚に比べ魔力の成長が乏しく、父に似て嬉しいと思う反面、複雑な思いもあるようだ。
しかし、未熟な二頭であっても鷲馬という特異な存在であることに変わりはない。



  ■サミル / ◆リリス(ガブリエル)


世界を恐怖に陥れる堕天使(人間でいうところの悪魔)の頂点に座す青年と、その正妻。
サミルは元は天使長ミカエルの兄であり、神々に寵愛された高位天使だった。
しかし、「大切なもの」を多数奪われたことを機に、自ら「恐ろしいもの」へと変貌する。

原初のヒトであったリリスを神々の園から連れ出し、娶った際に、サミルは彼女に自身の
目指すものを示した。同意したリリスは自ら、彼の戦力となる悪魔を多数産み落とす。
「悪」と見なされた二人は未来永劫天上界へ戻ることを禁じられ、追われる身となった。
夫婦曰く、「都合がいい」とのこと。賛同した堕天使を率い、彼らは今日も地上を彷徨う。

リリスの中には告知天使ガブリエルがおり、彼女達はその身を共有している。
礼儀として、リリスと交わる際には、ガブリエルが穢れない術を使用しているらしい。
告知天使曰く、「何れにしても肩身は狭い」とのこと。リリスの露出過多な服も悩みの種。
目印として、双方の発露時に瞳の色を変更する取り決めをしているという。

かつて藍夜とニゼルの故郷を滅ぼしたことがある。しかしその後も、ことある毎に彼らに
接触、助力し、顔を合わせる機会があった。リリスは先代ラグエルと密かに友人関係で
またガブリエルはニゼルに恩があるが、サミルの真意は隠されたままである。



   
  ■ノクト(ルファエル)


喰の銘を持つ古い天使。真名はルファエルで、ラグエル、アクラシエルの同僚。
白金の髪に夜色の瞳を持つ美しい天使だったが、喰の反動で白翼には穴が開き続け、
更にはその強力な固有能力所以に、あらゆる天使、果てには神々にも疎まれていた。

ラグナロクの折、婚約関係にあったアンブロシアの姉・アンジェリカを喰に掛ける。
そのショックから立ち直れず、懇意でもなかった神と契約を結び、奴隷になれ下がった。
自虐に苛まれながら辿りついたオフィキリナスで、彼はニゼル達と出会う。
アンブロシアに八つ当たりをしているところを咎められ、後に義妹との和解に成功した。

本来は植物を育てて慈しみ、身内の者に深い優しさを見せる不器用な男だった。
奴隷として使役される現在、自ら手に掛けた恋人への想いも捨てられず、現世を彷徨う。
彼が心の底から笑えるようになる日は来るのだろうか。



   
  ◆アスター


鷲馬・珊瑚と真珠の間に生まれた少女。生まれた時点で十に満たない程度に成長済み。
繁鼠色の髪に夜色の瞳を持つが、瞳の奥に生誕由来の琥珀色の光を宿し、危なげな
魅力を持つ。血中にノクト、アンジェリカ、他堕天使や魔獣など複数の遺伝子を有する。

先代ラグエルの腹に宿された胎児をベースに再構築を図られた生体実験の産物であり
ニゼルの説得によって屋敷の住民となった今でも、謎の多い存在。
特殊な結界精製能力「箱」を操り、神々の至宝・知恵の樹へのアクセス権限も有する。
なお、知恵の樹への干渉については黒い表紙の書物・エノク書を介して行う。

後に「神の匣」という名の二つ名を与えられるが、普段は天真爛漫な少女を演じており
魔力補填の為にチョコレートを毎日頬張り、屋敷のマスコットとして日々を過ごす。
しかし本質は実母アンジェリカの行動が起因で歪んでおり、鬱屈した精神性も見られる。



   
<その他>


・カマエル

赤混じりの金髪に、褐色を帯びた赤色の瞳を持つ天使。口調は尊大で、知識欲旺盛な学者気質。別名は「赤い豹」。多数の堕天使を率いる。
「探索」の力を有しており、それを逆手にとって世界から姿を隠す事が出来る為、ラグナロク発生前後にある実験の為に裏で暗躍していた。
ヘラをはじめ、神々をロードに変換した張本人。しかし、ラグナロクに関与していたわけではないらしい。現在はペネムエを協力者に据えている。

・ペネムエ

肩ほどまでに切り揃えた金髪に、黒味を帯びた青瞳。おちゃらけた言動が多くみられるプレイボーイだが、サミル一派とは別の独立した堕天使。
「紙の製造法」と「字の記し方」を担う「記す」天使。陰湿で嫉妬深い性格で、ヘラに一方的な思慕を抱く。色々こじらせており、想いが通じた例はない。
カマエルに協力し、人間界・天上界双方の情報操作を担当する。元来は賢かった男だが、今ではニゼルに小馬鹿にされるばかりである。

・ラファエル

「神の癒し」、「癒しの天使」の通称を持つ天使。医師ケイロンの弟子の一人であり、銘は治癒。サラカエル、ウリエルとは兄弟弟子に当たる。
生真面目でやや融通が利かない性格だが、温和であり誰にでも等しく慈悲を注ぐ事が出来る為、患者のみならず人間からの信仰も厚い。
エメラルドグリーンの瞳に金緑の髪、白い大翼が特徴的。奔放な師に振り回されている。ラグナロクの害を逃れた天使の一人でもある。

・ケイロン

上半身がヒト、下半身が栗毛の馬という、半人半馬の魔獣。神獣を元にした魔獣ケンタウルス族の一人だが、他に比べて気性は穏やかで博識。
医学、植物学に長けており、神々や天使の一部に自身の学を授けた賢人でもある。有名な弟子にラファエル、ウリエル、カマエルらがある。
大酒飲みなのが玉に瑕。神々とも親交が深く、中でも地母神ヘラ、賢者シレノスとは気の合う呑み友達だった。超がつくほどの甘党。多趣味。

・シレノス

ニゼルが以前王都で出会った、半人半山羊の魔獣。大酒呑みでスケベ。豪快な性格と繊細な指使い、巧みな話術を担う「酒蔵を渡り行く酩酊する者」。
その実態は天上界で名の知られる名医の親友にして、人間界さえ放浪する老賢者。商売の為王都を訪ねていたニゼルと衝撃的な出会いを果たす。
頭に二本の山羊角を生やし、黒い毛で全身を覆い、顔と鼻は平べったく耳は尖っており、下半身は山羊そのもの。割れかけたひづめがチャームポイント。

・ミカエル

天上界において神の全幅の信頼を得る大天使。現在においても、善の人間にとって最も身近な天使と言われており、世界各地で厚く信仰されている。
善の天使から構成される「天国の軍勢」を率いる天使長。サフランカラーの髪に紫掛かった紺青の瞳、黄金のオーラを放つ大翼と、美しい姿をしている。
神の命令に従順で、気高く、何者にもその信念は変えられないとされている。双子の兄サミルとは、互いに理解しあえない価値観の相違がある。

・ハル(ハニエル)

ニゼル達が以前イシュタル帝国の農村地帯で出会った、美貌の青年。また別の折には、神子フロルを導く若い神父の姿をとっていた。
正体は高位天使ハニエル。「神々の隠されし至宝」を管轄する天使の一人で、ガブリエルをはじめミカエル、ラファエルとも面識がある。
他者への信愛が深く、その庇護の与え方はやや病的なほど。何故か審判官ウリエルに固執している。水色の瞳に、橙掛かった金髪の持ち主。



   

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